キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
ふわふわの垂れ耳と、うるうるの大きな瞳がたまらないキャバリア。人が大好きで、そっと寄りそってくれるやさしさに心があたたかくなりますよね。
大きさの目安:小型犬体重の目安:5.5〜8kg くらい
体の特徴
イギリスのチャールズ2世は、何頭ものトイ・スパニエルをかわいがり、いつも足もとに連れていたそうです。
JKCの2025年の登録頭数では17位でした。
体重は5.4〜8kgが標準とされています。
運動好きで愛情深く、明るく友好的な子が多いと言われます。
日本での平均寿命は12.4歳です。
「保険の請求が多い」と書いた病気は、日本のペット保険のデータで、ほかの犬種より受診が多めの病気です。かかる子が多い目安で、遺伝で決まるという意味ではありません。
かかりやすいと言われる病気
心臓の弁の病気(僧帽弁閉鎖不全症)
イギリスの動物病院の調べでは、キャバリアはこの病気がとくに多い犬種でした。日本の保険のデータでも請求が多めで、10歳ごろに多いそうです。イギリスでは、繁殖の前に心臓の検査をすることがすすめられています。
見つけ方:聴診で心雑音が見つかることがあり、心臓のエコー検査で確かめます。心雑音が見つかったときは、くわしく調べることがすすめられています。目の病気(角膜ジストロフィー・ドライアイ)
キャバリアで保険の請求がいちばん多めだったのは、黒目の表面がにごる角膜ジストロフィーでした。涙が減って目が乾くドライアイも多めです。
見つけ方:目が白っぽい、目やにが多い、目をしょぼしょぼさせるときは、早めに相談しましょう。首や頭の痛みが出る病気(キアリ様奇形・脊髄空洞症)
イギリスの動物病院の調べで、キャバリアにとくに多かった病気です。いちばん多いサインは痛みだそうです。
見つけ方:痛がる様子が続くときは、早めに動物病院へ相談しましょう。歯ぐきの病気(歯周病)
イギリスの調べで、歯周病になりやすい犬種のひとつでした。
見つけ方:健診のときに、口の中も診てもらいましょう。熱中症
イギリスの調べで、熱中症になりやすい犬種のひとつでした。
見つけ方:ハアハアが止まらない、ぐったりしているときは、すぐに動物病院へ。ごはんを変えれば遺伝の病気がなくなる、というわけではありません。ごはんはその子の年齢や体型、暮らし方に合わせて選び、病気は健診で早めに見つけてあげるのがいちばんです。
お世話で気をつけたいこと
- 健診のたびに、聴診で心臓の音を聞いてもらうと安心です。
- 歯みがきは、毎日してこそ意味があるとされています。
- 垂れた耳の子は、耳のお手入れをこまめにしてあげるのがすすめられています。
- 運動は1日1時間くらい、ブラッシングは週に何回かが目安です。
- 暑い日のお散歩は、涼しい時間に短めにしてあげると安心です。
参考にした資料(12件)
- 一般社団法人 ジャパンケネルクラブ(JKC)「犬種紹介 キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル(FCIスタンダード No.136)」(2025) www.jkc.or.jp/breeds/cavalier-king-charles-spaniel/
- American Kennel Club(AKC、アメリカの犬種登録団体)「Cavalier King Charles Spaniel - Dog Breed Information」 www.akc.org/dog-breeds/cavalier-king-charles-spaniel/
- 一般社団法人 ジャパンケネルクラブ(JKC)「犬種別犬籍登録頭数 2025年(1月〜12月)」 www.jkc.or.jp/registr-statistics/2025/
- アニコム ホールディングス(アニコム損保の契約データ)「家庭どうぶつ白書2025 第2部 第4章 どうぶつの寿命(2-4-2 犬種別の平均寿命 2023年度)」(2025) www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_202512_2.pdf
- アニコム ホールディングス(アニコム損保の保険請求データ)「家庭どうぶつ白書2025 第2部 第2章 品種別の統計(犬)」(2025) www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_202512_2_2_1.pdf
- Journal of Veterinary Internal Medicine(Mattin MJ ほか/RVC VetCompass)「Prevalence of and risk factors for degenerative mitral valve disease in dogs attending primary-care veterinary practices in England」(2015) pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4895395/
- The Royal Kennel Club(イギリスの犬種登録団体)「Cavalier King Charles Spaniel | Breeds A to Z」 www.royalkennelclub.com/search/breeds-a-to-z/breeds/toy/cava
- Veterinary Record(Sanchis-Mora S ほか/RVC VetCompass)「Dogs attending primary-care practice in England with clinical signs suggestive of Chiari-like malformation/syringomyelia」(2016) pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27534983/
- Journal of Small Animal Practice(O'Neill DG ほか/RVC VetCompass)「Epidemiology of periodontal disease in dogs in the UK primary-care veterinary setting」(2021) pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9291557/
- Scientific Reports(Hall EJ ほか/RVC VetCompass)「Incidence and risk factors for heat-related illness (heatstroke) in UK dogs under primary veterinary care in 2016」(2020) pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7303136/
- American Animal Hospital Association(AAHA、アメリカ動物病院協会)「2019 AAHA Dental Care Guidelines for Dogs and Cats: Recommending products」(2019) www.aaha.org/resources/2019-aaha-dental-care-guidelines-for-
- Cornell Richard P. Riney Canine Health Center(Cornell University)「How to Clean Your Dog’s Ears」(2025) www.vet.cornell.edu/departments-centers-and-institutes/riney
確認日:2026-10-22。獣医師の監修は受けていません。上の資料をもとに、運営者がまとめています。