ラブラドール・レトリーバー
人なつこい笑顔と、水遊びが大好きな元気いっぱいのラブラドール・レトリーバー。しっぽをぶんぶん振って迎えてくれる姿に、毎日元気をもらえますよね。
大きさの目安:大型犬体重の目安:25〜36kg くらい
体の特徴
もとはカナダで、漁師や猟師の仕事を手伝っていた犬だそうです。
JKCの2025年の登録頭数では19位でした。
肩までの高さは、オスで56〜57cm、メスで54〜56cmが理想とされています。体重は、オスで29〜36kg、メスで25〜32kgくらいが目安です。
気立てがよく聡明で、水が大好き。人に喜んでもらうのが好きな子が多いと言われます。
日本での平均寿命は12.7歳です。
「保険の請求が多い」と書いた病気は、日本のペット保険のデータで、ほかの犬種より受診が多めの病気です。かかる子が多い目安で、遺伝で決まるという意味ではありません。
かかりやすいと言われる病気
ラブラドールで保険の請求がいちばん多めだったのが、関節が少しずつ傷む変形性関節症で、11歳ごろに多いそうです。JKCは、股関節とひじの関節の病気の発生リスクが高いと考えられる犬種にあげています。イギリスの調べでも、関節炎になりやすい犬種とされています。
見つけ方:レントゲン検査と、股関節をさわる診察でわかります。ひざの十字靱帯が傷ついたり切れたりする病気の請求も多めで、7歳ごろに多いそうです。
見つけ方:急に後ろ足をつかなくなった、ひきずるといった様子があれば、早めに動物病院へ。イギリスの調べでは、ラブラドールにいちばん多かったのが外耳炎でした。日本の保険のデータでも、耳血腫や外耳炎の請求が多めです。
見つけ方:耳をかゆがる、においがする、頭をよく振るときは、早めに相談しましょう。皮膚にできる肥満細胞腫という腫瘍や、脂肪のかたまり(脂肪腫)の請求が多めです。肥満細胞腫は3歳ごろに多いそうです。
見つけ方:からだをなでたときにしこりを見つけたら、早めに動物病院で診てもらいましょう。ごはんを変えれば遺伝の病気がなくなる、というわけではありません。ごはんはその子の年齢や体型、暮らし方に合わせて選び、病気は健診で早めに見つけてあげるのがいちばんです。
お世話で気をつけたいこと
- イギリスの調べでは、太りすぎがラブラドールにとても多い悩みでした。横からも上からも腰にくびれが見える体型を目安にしてあげましょう。
- 太りすぎは関節に余分な力がかかり、関節炎を進める大きな原因になるとされています。すべりにくいマットや、ソファや車に上がるスロープも役立ちます。
- 子犬の時期に食べすぎて急に大きくなると、股関節の病気になりやすい子では悪化することがあるとされています。子犬のごはんの量は、かかりつけの先生と相談しながら決めると安心です。
- 運動は1日2時間以上が目安とされています。お散歩や水泳など、関節に負担の少ない運動がすすめられています。
- 垂れた耳の子は、耳のお手入れをこまめにしてあげるのがすすめられています。
参考にした資料(12件)
- 一般社団法人 ジャパンケネルクラブ(JKC)「犬種紹介 ラブラドール・レトリーバー(FCIスタンダード No.122)」(2025) www.jkc.or.jp/breeds/labrador-retriever/
- American Kennel Club(AKC、アメリカの犬種登録団体)「Labrador Retriever - Dog Breed Information」 www.akc.org/dog-breeds/labrador-retriever/
- 一般社団法人 ジャパンケネルクラブ(JKC)「犬種別犬籍登録頭数 2025年(1月〜12月)」 www.jkc.or.jp/registr-statistics/2025/
- アニコム ホールディングス(アニコム損保の契約データ)「家庭どうぶつ白書2025 第2部 第4章 どうぶつの寿命(2-4-2 犬種別の平均寿命 2023年度)」(2025) www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_202512_2.pdf
- アニコム ホールディングス(アニコム損保の保険請求データ)「家庭どうぶつ白書2025 第2部 第2章 品種別の統計(犬)」(2025) www.anicom-page.com/hakusho/book/pdf/book_202512_2_2_1.pdf
- 一般社団法人 ジャパンケネルクラブ(JKC)「遺伝性疾患の発生リスクが高いと考えられている犬種リスト(股関節形成不全症・肘関節異形成症)」 www.jkc.or.jp/forms/typelist/
- Scientific Reports(Anderson KL ほか/RVC VetCompass)「Prevalence, duration and risk factors for appendicular osteoarthritis in a UK dog population under primary veterinary care」(2018) pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC5884849/
- Cornell Richard P. Riney Canine Health Center(Cornell University)「Canine hip dysplasia (CHD)」(2026) www.vet.cornell.edu/departments-centers-and-institutes/riney
- Canine Genetics and Epidemiology(McGreevy PD ほか/RVC VetCompass)「Labrador retrievers under primary veterinary care in the UK: demography, mortality and disorders」(2018) pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6196571/
- Cornell Richard P. Riney Canine Health Center(Cornell University)「Osteoarthritis」(2025) www.vet.cornell.edu/departments-centers-and-institutes/riney
- The Royal Kennel Club(イギリスの犬種登録団体)「Retriever (Labrador) | Breeds A to Z」 www.royalkennelclub.com/search/breeds-a-to-z/breeds/gundog/r
- Cornell Richard P. Riney Canine Health Center(Cornell University)「How to Clean Your Dog’s Ears」(2025) www.vet.cornell.edu/departments-centers-and-institutes/riney
確認日:2026-10-22。獣医師の監修は受けていません。上の資料をもとに、運営者がまとめています。