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毎日のごはん更新日:2026年10月22日

ドッグフードの表示の読み方(目的・原材料・成分)

袋の裏の小さな文字、つい読み飛ばしてしまいますよね。でもそこには、うちの子に合うかどうかを見分けるヒントがつまっています。まずは「総合栄養食」の文字と、どの年齢向けかを探してみましょう。

作り方
公的機関・大学・獣医学の団体などの資料14件をもとに作成(一覧)
監修
獣医師の監修は受けていません
運営
いぬごはんラボ(ABEL)・編集の決まり

この記事の要点

  • 主食には「総合栄養食」を。どの成長段階向けか(子犬・成犬・全成長段階など)も書かれています。
  • 原材料は、添加物以外のものを使った量の多い順に書き、そのあとに添加物を書くルールです。
  • 成分のたんぱく質・脂質は「以上」、粗繊維・灰分・水分は「以下」で書かれます。
  • ペットフードは薬ではないので、病気の治療ができるかのような表示はできません。

1法律で決まっている5つの表示

ドッグフードの表示は、おもに2つのルールで決まっています。農林水産省と環境省が共同で受け持つペットフード安全法と、業界が景品表示法にもとづいて決めた公正競争規約です。

ペットフード安全法では、国内で売られる犬・猫のフードに、次の5つの表示が義務づけられています。

犬と猫では必要な栄養が大きく違い、犬用には使えても猫には使えない添加物もあります。犬と猫を一緒に飼っているおうちでは、「犬用」の文字を確かめてくださいね。

2総合栄養食・間食・療法食の違い

公正競争規約では、フードの「目的」を書くことになっています。

総合栄養食には、どの成長段階向けかが必ず書かれています。「幼犬期・成長期(グロース)」「成犬期・維持期(メンテナンス)」「妊娠期・授乳期」、そして哺乳期をのぞく全部を満たす「全成長段階(オールステージ用)」です。日本の総合栄養食の基準は、米国のAAFCO(米国飼料検査官協会)の基準をもとにしています。

3原材料は、使った量の多い順

原材料は、添加物以外の原材料を使った量の多い順に書き、そのあとに添加物を書くルールです。

「穀類(コーン、小麦粉)」「肉類(チキンミール、ポークミール)」のように、分類ごとにまとめて書く方法も認められています。ただ、食物アレルギーのある子もいるので、今は原材料を一つずつ書くフードがほとんどだそうです。

甘味料、着色料、保存料、増粘安定剤、酸化防止剤、発色剤として使う添加物は、「酸化防止剤(ミックストコフェロール)」のように、何のために使ったかも一緒に書かれます。

商品名や写真で「ビーフ」「チキン」などをうたえるのは、その原材料を5%以上使っている場合だけです。

原材料の一覧だけでは、フードの良し悪しはわかりにくい、と大学の栄養の専門家は言います。原材料の質や、栄養がちょうどいい量になっているかまでは書かれていないからです。一覧は、うちの子にあげたくないものが入っていないかを確かめるのに使うのがおすすめです。

4成分の「以上・以下」の読み方

成分(保証分析値)は、たんぱく質、脂質、粗繊維、灰分、水分の5つを、重さの割合(%)で書きます。

水分の量は、ドライ・セミモイスト・ウェットで大きく違います。%の数字だけでドライとウェットを比べるのはむずかしいので、迷ったら先生に聞いてみましょう。

5表示で禁止されていること

公正競争規約では、消費者がまちがえて選ばないように、次のような表示を禁止しています。

ペットフードは薬ではありません。療法食でも、フードで病気の治療ができるかのような表示はできないとされています。そうした内容をうたうと、動物用医薬品として別の法律の規制を受けることがあります。人の食品の「トクホ」や「機能性表示食品」のような制度も、ペットフードにはありません。

6今日からできること

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このテーマのフード一覧

このページは、飼い主さん向けの一般的なお話です。気になる様子があるときや、持病のある子のごはんは、かかりつけの先生に相談してくださいね。

参考にした資料(14件)
  1. ペットフード公正取引協議会「公正競争規約に基づく必要表示事項及び表示制限について」 pffta.org/label/required_fair_competition/
  2. 環境省 自然環境局 動物愛護管理室「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~(2.市販のペットフードについて)」(2018) www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide
  3. ペットフード公正取引協議会「表示の基礎知識 08.原材料について」 pffta.org/basic/08.html
  4. ペットフード公正取引協議会「表示の基礎知識 07.成分(保証分析値)について」 pffta.org/basic/07.html
  5. ペットフード公正取引協議会「表示の基礎知識 03.ペットフードの目的について」 pffta.org/basic/03.html
  6. 農林水産省 消費・安全局 畜水産安全管理課「ペットフードの安全関係(ペットフード安全法 事業者のみなさま向けページ)」 www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/petfood/
  7. ペットフード公正取引協議会「ペットフード安全法に基づく必要表示事項について」 pffta.org/label/required_safety_pet_food/
  8. ペットフード公正取引協議会「表示に関するQ&A」 pffta.org/faq/
  9. ペットフード公正取引協議会「表示の基礎知識 02.必要表示事項について」 pffta.org/basic/02.html
  10. ペットフード公正取引協議会「表示の基礎知識 05.療法食について」 pffta.org/basic/05.html
  11. タフツ大学 獣医学部 臨床栄養チーム(Petfoodology、Cummings School of Veterinary Medicine)「Stop reading your pet food ingredient list!」(2019) sites.tufts.edu/petfoodology/2019/03/01/stop-reading-your-pe
  12. タフツ大学 獣医学部 臨床栄養チーム(Petfoodology、Cummings School of Veterinary Medicine)「Important information you could be misreading on the pet food label」(2016) sites.tufts.edu/petfoodology/2016/01/26/important-informatio
  13. 環境省 自然環境局 動物愛護管理室「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~(4.体調管理について)」(2018) www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide
  14. 環境省 自然環境局 動物愛護管理室「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~(3.ペットフードの保存方法)」(2018) www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide

確認日:2026-10-22。獣医師の監修は受けていません。上の資料をもとに、運営者がまとめています。

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