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おなかと体のこと更新日:2026年10月22日

涙やけとごはん(原因と受診の目安)

白い毛の子の目の下が、赤茶色に染まってくると気になりますよね。涙やけは、目からあふれた涙で毛が染まったものです。あふれる理由はいろいろで、ごはんとの関係ははっきりわかっていません。まずは目の病気がないか、先生に診てもらうと安心です。

作り方
公的機関・大学・獣医学の団体などの資料10件をもとに作成(一覧)
監修
獣医師の監修は受けていません
運営
いぬごはんラボ(ABEL)・編集の決まり

この記事の要点

  • 涙やけは、目頭から流れるように毛が茶色・ピンク・赤っぽく染まることです。白い毛の子で目立ちやすいとされます。
  • 涙があふれる理由は、鼻の短い顔立ち、目に当たる毛やまつげ、涙の通り道、アレルギーなどいろいろです。
  • ごはんで涙やけが変わるかは、研究が少なく、はっきりわかっていません。
  • 目が赤い、こする、しょぼしょぼする、白っぽくにごるときは、すぐに動物病院へ。

1涙やけってなに?

涙やけは、目頭から流れるように、毛が茶色・ピンク・赤っぽく染まることです。とくに白い毛の犬で、よく見られるとされます。

赤茶色は、涙に含まれる「ポルフィリン」という色素によるものと説明されています。

ビション・フリーゼやプードルなど毛の色が明るい犬種は、涙の通り道(鼻涙管)が細かったり角度がついていたりして、涙が流れにくいことが多いとされています。

いつも目のまわりがぬれていると、皮ふが荒れたり、ばい菌が増えたりしやすくなるとも言われます。

涙やけそのものは、見た目だけの問題であることも多いのですが、目の病気が隠れていることもあります。最近出てきた涙やけは、一度動物病院で診てもらいましょう。

2涙があふれる理由はいろいろ

涙がたくさん出る、または涙がうまく流れていかないと、目からあふれやすくなります。理由として、次のようなものが挙げられています。

原因によって、お手入れで様子を見られるものから、手術を考えるものまでさまざまです。どれが当てはまるかは、目をくわしく診てもらわないとわかりません。

3ごはんとの関係(わかっていること・いないこと)

「フードを替えたら涙やけが減った」という話を聞くこと、ありますよね。でも、ごはんの中身で涙やけが変わるかを調べた研究は、まだ少なく小さなものだけで、はっきりしたことはわかっていません。

涙やけには、どの子にも当てはまる決まった対処法はなく、まずは原因になっている目や涙の通り道の病気、アレルギーなどを探すのが基本とされています。

食物アレルギーで結膜炎(白目やまぶたの裏の炎症)が出ることもありますが、犬では少ないとされます。食物アレルギーが心配なときは、かゆみや下痢など、ほかのサインも一緒に見て先生に相談しましょう。

フードを替えてみるときは、目の病気がないかを先に確かめてから。切り替えは、1〜2週間かけて少しずつ進めましょう。

かつては、抗生物質を少しずつ飲ませる方法が報告されていましたが、耐性菌(抗生物質が通用しにくい菌)の心配などから、使われにくくなっています。涙やけ用のサプリメントやお薬を使う前に、かかりつけの先生に相談しましょう。

4早めに受診したいサイン

毎日の目のチェックでは、目ヤニや涙の量、白目の充血や白いにごりを見ておきましょう。

鼻の短い犬種は、少なくとも年に1回、目の検査を受けるようすすめられています。

次のようなときは、早めに動物病院へ。

すぐに動物病院へ目が赤い、こする、しょぼしょぼする、にごっているときは、軽く見えてもすぐに動物病院へ。目に当たる毛などで、目の表面が傷ついていることもあります。急に涙目になったときも、できるだけ早く相談しましょう。

5おうちでのお手入れ

目のまわりにたまった汚れや涙、かたまった目ヤニは、こまめにふき取ってあげましょう。

お手入れは、涙やけを目立ちにくくするためのものです。涙が多い原因そのものは、先生に診てもらいましょう。

6今日からできること

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このページは、飼い主さん向けの一般的なお話です。気になる様子があるときや、持病のある子のごはんは、かかりつけの先生に相談してくださいね。

参考にした資料(10件)
  1. PDSA(英国の動物病院を運営する慈善団体。獣医師・動物看護師が執筆)「Tear staining in dogs」(2019) www.pdsa.org.uk/pet-help-and-advice/pet-health-hub/symptoms/
  2. Wang E ほか(浙江農林大学ほか), Animals(序論・考察の記述を使用)「Effects of Traditional Chinese Herbal Extracts on Tear Staining, Iron Status, Immune Function, and Antioxidant Capacity in Dogs」(2026) pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC13255681/
  3. ACVO(米国獣医眼科専門医協会)「Understanding Brachycephalic Ocular Syndrome (BOS)」(2026) www.acvo.org/tips-treatments-tricks/mmwsj4yzxeg5dfntxrxsz76r
  4. ACVO(米国獣医眼科専門医協会)「The Hairy Eyeball」(2020) www.acvo.org/tips-treatments-tricks/the-hairy-eyeball
  5. Yi NY ほか(ソウル大学 獣医学部), J Am Anim Hosp Assoc 42(6):435-9「Medial canthoplasty for epiphora in dogs: a retrospective study of 23 cases」(2006) pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17088390/
  6. ACVO(米国獣医眼科専門医協会)「Pets & Allergies」(2020) www.acvo.org/tips-treatments-tricks/pets-allergies
  7. Mueller RS, Olivry T(ミュンヘン大学・ノースカロライナ州立大学), BMC Vet Res 14:341「Critically appraised topic on adverse food reactions of companion animals (6): prevalence of noncutaneous manifestations of adverse food reactions in dogs and cats」(2018) pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6233561/
  8. 環境省 自然環境局 動物愛護管理室「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~(4.体調管理について)」(2018) www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide
  9. 環境省 自然環境局 動物愛護管理室「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~(2.市販のペットフードについて)」(2018) www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide
  10. Saito A, Iwashita H(トライアングル動物眼科診療室、東京), Vet Ophthalmol 26(4):315-323「Novel findings on the anatomy of medial canthus in dogs」(2023) pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/36847328/

確認日:2026-10-22。獣医師の監修は受けていません。上の資料をもとに、運営者がまとめています。

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